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対ゲロリスト作戦
〜シースナイパー流「船酔い」との戦い〜 |
船酔い船長が語る、船酔い対策実戦マニュアル(笑) |
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船に酔う人。船に限らず乗り物酔いをする人。飲みすぎて酔う人。
そして、行き着く先は・・・リバース。人は彼らを”ゲロリスト”と呼ぶ。
このページでは、船酔いが不安な皆様のための
シースナイパー小隊による対ゲロリスト作戦の模様をお伝えしよう。
【個人差が大きい船酔い】
「船酔いが怖くて海釣りはちょっと・・・」という方や
「毎度船酔いします」という方がいる反面
「一度も船酔いしたことがないんだよね〜」という、羨ましい人もいます。
つまり、個人差があるのが船酔い。
バランスをつかさどる三半規管から来るといわれる船酔いは、克服できない人にはなかなか克服できないものです。
しかし、恐れることはありません!!船酔いの先にはパラダイスが待っている!!
【船酔いしないコツ】
(1)体調管理は万全に!「寝不足」と「食べすぎ・飲みすぎ」はとにかく良くない!! |
「やばい、いつもは船酔いしないのに、今日は酔ってるな・・・」という人に聞いてみると、多くの人が睡眠1〜3時間という短い睡眠時間でした。
普段船酔いしない人ですら、寝不足で船酔いを引き起こすわけですから、船酔い体質の方に寝不足はあきらかにゲロリスト予備軍となってしまいます。
遠足の前のように眠れない気持ちもわからなくはないですが、できれば早く床について十分睡眠を取りましょう。
かと言って、酒を飲んで寝るのも逆効果。飲酒運転で港まで来るなんて、もってのほかです。ルール、マナーを守ってこそ、真のアングラーですよ。釣果は二の次、三の次です。
飲み会もほどほどに。遅くまで仕事の人は、残念ながらご臨終だと思ってください(爆)
あと、食べすぎも良くないです。おなかの調子悪さも船酔いに繋がります。
食べ物の選択も大事で、「油酔い」という言葉もあるとおり、油物などもあまり良くないです。
仕事で船に乗っている艇長すら、寝不足の時やおなかの調子が悪いときなど、船酔いしますからね。
(2)手元を見ない。仕掛けは自宅&出航前に準備する!(暗闇でもノットを結ぶ訓練を!) |
いざ船に乗ったら、できる限り手元を見ないことです。
「あ、メールだ!・・・ピッピッピ・・・ウォエ!ゲロゲロリ・・・・」
「今からノットを組んで・・・こうして、こうして・・・・ウォっ・・・ヴォエ〜」
という具合に、ゲロリスト予備軍は、手元を見るとあっという間にゲロリストと化します。
なので、出船前(できれば前日)にノットを組んでおく、釣具を取りやすいよう整理しておくなど、極力手元を見ないようにしましょう。
お客様のノットを連続で組んでいる時とか、かなりヤバいです(笑)整理整頓が大嫌いというか、大の苦手な艇長は、道具を探している間に酔います(爆)
なので、手元の感覚でノットを結ぶ訓練をしています。
超マニアックな話ですが、特殊作戦部隊員が暗闇でフィールドストリッピング(銃火器の通常分解・組み立て)ができるというのと同じです(笑)
(3)出航前にトイレを済ませる!が、空腹は良くない!!適度に食べることが大事。 |
船の上でトイレ(大:ウ●バボー)に行きたくなるのも、体調不良=船酔いに繋がりやすい出来事です。
SEA SNIPERにはトイレがないですので、我慢するか水中出産しかありません・・・なので、事前に十分すぎるほどトイレに行ってください。
艇長は必ずトイレに行き、腹5分くらいで止めています。
しかしながら、トイレを恐れて空腹というのは、これまた良くないです。
空腹で胃液が多くなるとゲロリしやすく、また、胃腸を痛めます。
油物や刺激物などは避け、適度に食べておくことが大事です。(味噌汁が良いらしい)
ちなみに、船の上で食べるなら、「ざるそば」か「冷やしうどん」がお勧めです。
コンビニで購入でき、クーラーで冷やせるという利点があります。
弁当類は夏場暑いところに放置すると痛みやすいので、あまりお勧めできないかもしれません。
また、クーラー内で溶けた氷水にヒタヒタになった、生臭いオニギリを見るだけで、これまたゲロリスト予備軍を生み出しそうな勢いです。
キンキンに冷えても美味しいざるそば等は、ボートフィッシングよりも過酷な環境で釣りをする、磯渡しのアングラーにも好まれているそうです。
そして、最高に良いオヤツとしてお勧めしたいのは、沖縄のお菓子「塩せんべい」です。
艇長は時折、これを主食に船上での空腹をしのいでいます。(または”じゃがりこ”を食べている)
夏場は特に汗とともに塩分が抜けます。塩分不足は結構危険な状況です。
塩せんべいはこの塩分補給に最高に良い、というわけです。
できるだけ油が少なそうな、パリっとしたものを選ぶと良いでしょう。時折付属されているチョコレートソースをつけて食べるのは、体質もあるのでお勧めしません。
対ゲロ作戦における最終兵器!乗り物酔いの薬を服用することです。
これを飲むのと飲まないのでは雲泥の差・・・と言ったら言い過ぎで、やはり十分な睡眠や体調管理があってこそ効果があります。
なので、薬を飲めば良いだろうという安易な考えは良くないです。コンビニ等では買えないので、前日までに薬局等で購入してください。
なお、概ね30分前に服用とされているものが多い中、3時間くらい前から飲む方がいますが、眠くなりやすいので運転される方など良くないですから、用法用量は薬剤師さんや箱の裏の説明書きに従ってください。
「病は気から。ゲロリも気から」です。
不安いっぱいでは体調にも変化が出ますし。最もデリケートな脳に影響してしまいます。
できるだけ船酔いのことは忘れてください。
(6)既に酔っておく!(※基本的に真似してはならない!!車などを運転しない方に限る!) |
これはあまりお勧めできない方法で、車両運転手は厳禁の方法なのですが、出船前にビール等を飲んでおいて、ほろ酔い状態で乗船するという手法です。
友人がよく使う手ですが、シースナイパーではあまりお勧めしません(笑)
ほろ酔いというのがキモで、泥酔は他の乗船者の方々に迷惑です。
あくまでも、自己運転をしない、泥酔をしないという前提です。
酒に弱い方には、全くお勧めできません。自己管理できない方は絶対できない方法です。
自己管理ができていれば、睡眠不足や体調不良は防げるので、酒の力など借りずに、船酔い薬等で対処してください。
なお、「カッコよく釣りをする、自分の姿に酔う」という、少しナルシスト気味な方法もあります(笑)
他の乗船者の方に迷惑を掛けることは殆どないですので、既に酔っておくのであれば、この酔い方をお勧めいたします。
【ゲロリストとの直接戦闘!!船酔いした時の対処法】

船の上でよく訓練している海自のP3C対潜哨戒機も、上空からゲロリストを見ているのだ(笑)
「やばい、気分悪い」と思ったら、最初にすべきは遠くを見ることです。
気分が悪いからといって、頭を下げて足元を見るのは最悪ですよ。
できるだけ糸や竿先でアタリを取ったりしましょう。
仕掛けの結びなおしなどは、艇長に頼んでください。
他の遊漁船ではそこまでサービスしないかもしれないですが、船酔いの辛さを知るSEA SNIPERでは、申し出ていただければやります!
我慢できなくなったら、迷わずゲロしてください。
かなり楽になります。
ゲロリストとなる時のマナーは
「風下で行う。」
「周囲に見せないようにする」
などです。
普段の生活の中にないビジュアルや、酸っぱい胃液の匂いは、「もらいゲロ」を誘発しますから・・・。
(3)水分摂取&塩分摂取→寝る。ただし、うつぶせ寝しない。 |
ゲロリしたら、水で口をすすいで胃液の酸っぱさを除去し、水分と塩分を補給してください。
そして、ちょっと寝てください。
狭い船内なので横になることはできないですが、うつぶせにならないよう、遠くを見るような姿勢でウトウトしてみてください。
驚くほど回復すると思いますよ。
人はゲンキンなもので、釣れている時間だけは船酔いも吹っ飛んでしまいます。
「病は気から、ゲロリも気から」です。
せっかくですから、釣りを楽しみましょう!
ということで、SEA SNIPERでは、船酔いが心配でボートフィッシングを敬遠していた皆様を応援します!
睡眠や体調管理まではサポートできませんが、船酔い艇長だからこそ可能なサービスを目指します。
船酔いの原因となる仕掛け作りや、船酔いを避けながら釣りを楽しむ方法についても、できる限りのサポートを行います。
まずはSEA SNIPERで、近海のボートフィッシングにチャレンジ!
自信がついたら、ざまざまな海域での沖釣りにトライしてみてはいかがでしょうか?
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