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SEA SNIPER流
”コーラルフィッシュゲーム”
”リーフ・ライトゲーム” |
沖縄特有のリーフ周辺での釣り!!SEA SNIPERならではの釣りを楽しめます!!
(2009年1月時点情報) |
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青いキレイな海でキャスト!沖縄ならではの釣りです!!
沖縄の海ですぐに連想するものに、さんご礁がありますね。
このさんご礁には、多くの生き物が生息していることは皆様ご存知のとおりで、SEA SNIPERのこのリーフ周辺をフィールドとしています。
ここでは、水深5m前後の礁池(イノー:リーフ内)での、バスタックルで遊ぶライトゲームのメソッドを中心に解説していきます。
リーフ内には甲殻類や多くの小魚、特に鮮やかな熱帯魚が豊富に見られますが、それらを狙って多くのフィッシュイーターが出入りまたは居ついています。
代表的なターゲットが小型のハタであるカンモンハタで、初心者に最もオススメすることのできる魚です。リーフでのライトゲームは、カンモンハタを中心とした五目釣りになります。
また、ファイト面で最もスリリングかつダイナミックなのが、沖縄ではタマンと呼ばれるハマフエフキをはじめとするフエフキダイの類で、大物になるとライトタックルでのファイトは至難の業です。
タマンについては、また別のページで紹介しましょう。
このほかにリーフで釣れる魚は、ベラ類、ヒメジ類(オジサンなど)、アオヤガラ、トラギス類、モンガラカワハギ類などで、ここで釣れる魚は必ずしも魚を主食としているものばかりではなく、縄張りを守るためにルアーにアタックする魚も多いのが特徴です。これらは外道扱いされやすいのですが、よく見ると魅力的な魚が多く、本土の海ではお目にかかれない魚も多いはずです。
五目釣りと良く言われますが、リーフでは十目以上の魚を釣ることも夢ではありません。何種類ゲットできるか、チャレンジしてみませんか?

【カンモンハタ(イシミーバイ)】 |

【ハマフエフキ(タマン)】 |

【イソフエフキ(クチナジ)】 |

【ニジハタ】 |

【アカハタ(ハンゴーミーバイ)】 |

【ヒメフエダイ】 |
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レア物ターゲット&お外道さんもいっぱい
ページ末に写真あります! |
「小魚のゆりかご」とも称されるリーフですが、ルアー的に考えるなら、ベイトフィッシュになりうる小魚の生息数は必ずしも多いわけではなく、時期的なもの、たとえば旧暦の6月に沖合いから押し寄せてくるスク(アイゴの稚魚。毒はないらしい)の群れや、ミズン(方言名ミジュン。昼間は港湾やリーフの浅瀬に集まり、真っ黒くなることがある。)などのベイトフィッシュがまとまって入らない限り、リーフで釣った魚から、小魚らしい小魚が検出されるということは少なかったりします。
ルアーマンにとって有力と思われるキビナゴなどが入ることもあるのかもしれませんが、浅いリーフよりも外側に住み、常にリーフ内に居ついているとは言えないことや、動きがすばやく、フィッシュイーターが潜む海底付近にとどまらないことなどから、、リーフ内においては常に良いベイトになっているとも限りません。もちろん、キビナゴなどを確認したら、それを意識してメソッドを組み立てることは大切なのですが・・・。
また、リーフ内で多く見られるルリスズメダイやチョウチョウウオのような熱帯魚は、調理すれば美味しく食べることができるので、毒はないと思うのですが、不思議なことに悪食なカンモンハタなどの胃袋から検出されることがほとんどありません。ちなみに、リーフの切れ目から入ってくるイノーアカジン(スジアラやコクハンアラ。深場のスジアラに比べると赤黒い色をしている)などが、リーフの切れ目付近を泳ぐスズメダイに対して、下方向からアタックを掛けることはあるようです。
これに対し多く検出されるのが、ハゼ類とカニやエビといった甲殻類で、特にメインターゲットになる大型のカンモンハタからは、、海底に住む生物がよく検出されます。
カンモンハタはサンゴのすき間に潜んで小さな生き物を捕食しますが、大型になるとサンゴのすき間に入らなくなり、サンゴの傘の下に潜むようになります。このため、スク接岸のようなお祭り騒ぎでサスペンドしている時期を除き、水面付近を泳ぐものが見えず、海底に住む小さな生物に目がいくようになるのではないかと私は考えています。

カンモンハタが吐いたカニ
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カラフルなスズメダイ類は
食われにくいようです。 |
大型カンモンハタを狙うメソッドは、すなわち様々なリーフの魚を攻略するメソッドであると私は思います。同じ釣り方でいろんな魚が釣れるのが、リーフでのライトゲームの楽しみなのです。
かつて大型カンモンハタを狙うメソッドとして知られていたのは、大型のミノーを使うことでした。これはおそらく、サンゴの下に潜むカンモンハタが遠くからでも視認できる大型のルアーを使うということなのですが、この方法だとカンモンハタを誘い出す必要があるので、魚の活性が重要になってきます。潮の流れや水温を読んで、一番最適な時間に一番良い場所を攻めるということをしなくてはならず、これだとカンタンな釣りとは言いにくくなります。
私は、胃袋の内容物とその習性から、ルアーをサンゴの下に潜らせて誘い出すという手法で、大型カンモンハタ狙いで成功を収めています。それが強力なフローティング力に、リトリーブで急激に潜るという性質持つsacomの自作ミノー「TPAS」で、サンゴの際を攻めるというものでした。TPASの性能はクランクベイトのようなもので、潜水能力は約1mといったところです。形は大型カンモンハタが食べて学習しているであろうスクに似せていました。背面は海面からでも良く見えるオレンジやブラックで、強力なフローティング力を利用して根掛りを回避するという目的もありました。このTPASを使ったメソッドで、カンモンハタ釣り大会でも優勝や上位入賞しており、理論的な面でも、釣果の面でも確証を得ています。

【TPAS/MRAS50 ※立ち込み用です。】
しかし、ボート釣りに至っては座礁を防止するため、水深5m前後、最も浅い場所でも2mのエリアを流すことになりますから、TPASのメソッドが有効にはなりません。そこで注目したのが、釣友のそれがし氏が使っている「ソレガシステム」でした。 ソレガシステムはズバリ言うと小型のテキサスリグです。様々な場所で小魚と遊ぶことを目的とし、かなりの実績を上げているシステムで、このメソッドをボート版に改良してしまおいうということになったのです。
改良したと言っても、単に普通のテキサスリグになっただけで、3〜5mで適度な着水速度になる10g〜15gほどのシンカーに、強いフックに甲殻類系のワームをつけたテキサスリグとなり、サンゴとサンゴの間にある砂地を狙ってキャストすることにより、根掛りを回避しつつ、大型カンモンハタをはじめ、様々なターゲットの口先にルアーを送り込むわけです。
これにより、サンゴの下で甲殻類を待ち伏せている大型カンモンハタをはじめ、ベラ類やトラギス類が安定的に釣れるようになりました。
何よりも驚いたのは、イソフエフキ(クチナジ)や、夜行性で知られるヒメフエダイ(ミミジャー)などの、瞬発力のあるフエフキ/フエダイ系がコンスタントに釣れるようになったことです。場所によっては、ハタ類よりもイソフエフキが狙って釣れる場所もあります。まだまだ研究中の案件でありますが、イソフエフキに対しては、テキサスリグはかなり有効と思われます。
現在、イソフエフキ/ヒメフエダイのメソッドを取りまとめ中です。
 
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しかし、砂地を狙うとは言っても、”根掛り”の問題がまとわりつきます。
しかし、ボートフィッシングなので近づいて外せるという利点があります。また、オフセットフックを使っているので、きちんと装着していれば、フック自体がサンゴに突き刺さるということはほとんどありません。 私なりに感じることは、フックの露出よりも、シンカーがサンゴのすき間に挟まってしまうということが、根掛りの原因になっているように感じ、これをクリアすることで根掛り対策になるだろうと考えました。
すり抜け重視で考えるのであれば、バレットシンカーがオススメなのですが、一度サンゴのすき間に挟まってしまうと抜けにくいように感じるため、私は中通しのオモリ2〜3号を使っています。これなら、サンゴのすき間に挟まることは少なく、ボートを近づけて竿を振れば、カンタンに回収することができるのです。
あとは、できるだけ精確なキャストを心がけること、アタリと根掛りの違いを冷静かつすばやく判断することが、アングラー側にも自然にもストレスなく釣りを楽しむ方法だと思います。
これは、他のメソッドを使って浅場で釣るときにも同じことが言えます。
なお、サイトフィッシングで地形を読みながらキャストしますので、精確なキャストを心がけることはもちろん、偏光サングラスは必要ですよ。
ただ、風向きと太陽の方向によっては、偏光サングラスがあっても、強い日差しによって視界をさえぎられることはありますが・・・。
どうしてもテキサスリグは嫌だ・・・というお客様は、リトリーブすればきちんと潜る安定性の良い、8cmほどのフローティングミノーまたはバイブレーションをご持参ください。
高水温や低水温などで、活性が低くない限り、魚から何かしらのコンタクトがありますから、条件を満たすものであれば、お気に入りのルアーを使っていただければ良いと思います。
テキサスリグをオススメしているのは、あくまでも魚からのコンタクトを増やすことと、トラブル(根掛り)対策を重視しているためですから。
ちなみに、8cmとしているのはあくまでも目安であって、周辺で観察できるベイトを判断し、サイズを揚げたり下げたりすることも必要です。
カンモンハタの口に入る大きさで、遠くからでも目立つサイズ・・・ということで、8cmくらいかな、という程度です。バイブレーションについては、しっかりと底を取り、テキサスリグ以上の釣果を揚げられていたお客様がいます。
(2009年8月追記情報)
ただし、旧暦の6月の大潮に、沖合いからスク(アミアイゴの稚魚)が群れをなして接岸すると、状況が変わります。大きさは体長で3〜5cmといったところです。
この時はラパラCD5のような、シルエットが小さくてプリプリと泳ぐミノーやバイブレーションの類に、よく反応します。スクは藻を食べるとヒレに毒を持つ様になるので、毒化するまでが勝負といった感じですが、シャローエリアに多くの良型が入り、手返しの良い釣りを楽しむことができます。
  
【スク接岸時のプラグ(ラパラCD5)での釣果。ブチ切られもありました!】
【トップゲームは正直厳しい!】
なお、リーフでのトップウォーターゲームは、立ち込みできる浅さなら楽しめる場合が多いのですが、ボートの水深となると、正直厳しいです。
また、”リーフの魚=トップォーターでバコバコ出る”とか、”リーフ=トレバリー”のイメージを持っているお客様もいらっしゃるかもしれませんが、それは海外または慶良間や八重山など離島の話を聞いた方か、プレッシャーを受ける前の、かなり昔の記事を読まれている方だと思います。
ライトタックルで遊べる、リーフ内のトレバリー類は思っているほど数が少なく、シラスを追っていたり、海底の甲殻類を食べていたりで、ルアーに対してセレクティブなケースが多いようで、結果的にトップでは釣りづらいのです。また、トレバリー類の中では最もトップに出やすいと思われる、手ごろなサイズのロウニンアジというのも、リーフ内だとかなり少ないのです。
ボートを流すエリアでトップに出るならば、ルアーをボロボロにし、ランディング時に危険を伴うダツ類か、良いサイズのロウニンアジやタマン(ハマフエフキ)で、ライトタックルでは太刀打ちできない魚が多いです。1kgまでのロウニンアジなら河口まわりでよく見るのですが、2〜3kgクラスとなると、目撃情報や釣果がかなり減ってしまいますし、2〜3kgを狙っていたら10kgクラスがドカン!なんてこともあります。都合よく狙っているサイズが出ないというのが、ロウニンアジ釣りの難しさの一つなのかもしれません(笑)
リーフは様々な種類の魚が集まるパラダイスではありますが、トップウォーターパラダイスとは言いがたいのが現状です・・・。八重山ではトップゲームが通用しても、沖縄本島ではなかなか難しいのです。
エリアで分けるなら、まだまだスレていない八重山や離島ならトップも可能、シャローの多い沖縄本島東海岸などではよく潜るミノーなどのプラグ、シースナイパーが運航しているザクザク地形の那覇〜糸満エリアはボトムを取れるテキサスリグ等という感じです。
基本はPE0.8〜1号(ナイロン8ポンド)にナイロンリーダー20ポンド |
上記のメソッドに対応し、ある程度の大きさの魚がヒットしても楽しめるタックルを組み立てると、サンゴに多少擦れても大丈夫で、かつある程度の飛距離が出るように、ナイロン20ポンドを2ヒロ前後(キャスト時にリールに巻き込まない長さ)を、ラインがPEなら0.8号〜1号を使用し、FGノットなどの摩擦系ノットで結束、ナイロンならば8ポンド程度にビミニツイストを用いたダブルライン&フィッシャーマンノットなどで結束します。(ラインとリーダの結束、リーダーとルアーの結束方法については、自信を持って結束できるならば、何でもいいです。)
ロッドは7ftくらいが取り回しが良く、スローテーパー(胴調子)よりもファーストテーパー(先調子)が向いているように感じます。リーフのボートライトゲーム用ロッドなんて販売されていませんから、バスロッドやシーバスロッドで代用するしかありませんし、それで十分だと思います。
ファーストテーパーを使うのは、魚を引き出すためのパワーの問題よりも、キャスティングの精度を重視するためです。魚が豊富なリーフといえど、魚がいる場所は決まっていますし、サンゴとサンゴの間の砂地に精確にキャストすることで、ヒット率を上げつつ、根掛りを防ぐという目的があります。沖縄ではバスフィッシングがほとんど行われていないため、ベイトタックルのユーザーが少なく、私自身上手く使いこなせていないのですが、もしかするとベイトタックルが有効なのかもしれません。

【参考仕掛け図】
タックル |
スピニングタックル |
ベイトタックル(感度重視) |
@ロッド |
●バスロッド ミディアムライト以上
●シーバスロッド(7〜8ft)ライト
●エギングロッド |
●バスロッド(ベイトタックル)
ミディアムライト以上 |
Aリール |
●ダイワ2500番クラス
●シマノ3000番クラス |
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Bライン |
●PE0.8〜1号 150m
●ナイロン8ポンド 150m |
●PE0.8〜1号 150m |
Cノット |
●(PEの場合)FGノットなど
●(ナイロンの場合)ダブルライン
ビミニツイスト+フィッシャーマンノットなど |
●FGノットなど
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Dリーダー |
ナイロン20ポンド
テキサスリグは30ポンド程度あったほうが無難です。 |
Eルアー |
●ミノー8cm前後
※よく潜るもの
●テキサスリグ
※シンカー5〜15オンス程度
フックはできるだけ太軸のもの |
●小ジグ〜10g |
●テキサスリグ
※シンカー5〜15オンス程度
フックはできるだけ太軸のもの |
艇長オススメ!!ルアーチョイスのご参考にどうぞ♪
シースナイパーボートフィッシングでの、ルアーチョイスのご参考にどうぞ♪
(リーフライトゲームに使えます。リンクページより購入可能です。)
リーフでのライトゲームに関しては、ファイトについての注意点と言えば、根掛りなのかアタリなのかをしっかりと判断し、根に潜らないように努力する程度です。 ラインから手元に伝わる感覚が大切なのですが、船が揺れたりとなかなか集中できなかったりしますが、そのうち慣れてきます。 ヒットしたら、基本はゴリ巻きで、ファイトを楽しもうとしてゆっくりファイトし、リーフに潜られてしまうと、後々面倒くさいです。
個人的には釣った魚を食べることも大切だと思っているのですが、20cm以下はリリースするようにしていだだけますようお願いいたします。
この釣りは根魚などをターゲットにしているので、乱獲による場荒れなどの危険に晒されています。
リリースしても生きないと言う方もいますが、カンモンハタに限っては、水のないクーラーの中で2〜3時間息絶えることなくヒレを動かしているような魚ですから、多少の傷があっても、リリースすればしっかりと生き延びるはずです。小さいカンモンハタは骨が多くて食べづらいですし、味噌汁での濃厚なダシが目的なら、大物数匹と”ダシのもと”で、家族5人分の美味しい味噌汁が作れます。
プチ情報ですが、よく釣れて外道扱いされるオグロトラギスも、噂によると以外に美味しいそうですから、大物をランディングしたら、天ぷらなどももお試ししてみてください。
目指せ10目釣り達成!レア物ターゲット&お外道さん |
SEA SNIPERで釣れている、いろんなターゲットです。一日頑張れば、10目釣り達成できるかも♪

【バラハタ(ナガジューミーバイ)】 |

【シロブチハタ】 |
【ベラ類(ヒトスジモチノウオ)】 |

【オジサン(ヒメジ類)】 |

【アオチビキ(オーマチ)】 |

【マトフエフキ】 |

【オグロトラギス】 |

【ヒトスジタマガシラ】 |

【カワハギ類(ムラサメモンガラ)】 |
写真に収めていませんが、ESO(エソ類)や悪魔の杖ヤガラなど、お外道さんがおります(笑)
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